■ 書評・紹介記事

10代の心と身体のガイドブック
毎日新聞 2007.10.7 (朝刊)
 育児書が対象とする乳幼児の時代が過ぎると親の手を離れたという。そうだろうか。流動する社会の中で、10代の子どもとその親が悩んでいる。本書では、全米5万人の小児科医の知恵を集め、思春期の身体的、精神的、社会的課題への答を探っている。性、学習、テレビ、インターネットなど日常生活で子どもに起きていること、親がやるべきことが書いてある。家庭、学校、社会が扱われ多様な視点が出されている。たとえば家庭では、離婚、混合家族、養子、同性愛者家族なども。700ページを超えるガイドブック。日米の違いもあるし、これでよい子どもが育つと保証されるものではなかろうが、あまりに行き当りばったりの日本を見ていて紹介したくなった。(中村桂子)
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