■ 書籍情報

書名 ビオンと不在の乳房
情動的にビオンを読み解く
著者 祖父江典人
ジャンル 精神分析
判型・頁数 A5判・222頁
本体価格 3,000円
税込価格 3,150円
刊行年月日 2010年10月20日
ISBNコード ISBN978-4-414-41442-4

解説 ビオン理論は、難解で知られている。アルファ機能、ベータ要素など、その用語の選択も硬質で、他を寄せ付けないところがある。本書は、そのビオン理論を、情動的に噛み砕こうとしたものである。なぜなら、ビオンの理論を額面通りに後追いしても、なかなかビオンの背中を捉えることができないからである。理論の背後に潜む、ビオン自身の実存的な生の葛藤を見据えることによって、はじめてビオン理論の“素顔”が見えてくる。

目次 序章 ビオンへの助走

第1章 「不在の乳房」の原体験
 1 ビオン(1897−1979)の人生と「不在の乳房」の変遷
 2 ビオンの臨床研究歴
 3 「前-精神分析期」における「不在の乳房」

第2章 「原始心的マトリックス」から「体制乳房」へ
 1 『グループにおける経験』とビオンの私的背景
 2 『グループにおける経験』と「不在の乳房」

第3章 「体制乳房」との創造的インターコースと「不在の乳房」の結晶化
 1 「精神病の精神分析の時代」のビオン
 2 「体制乳房」との創造的インターコースと「不在の乳房」の結晶化

第4章 “抑うつ的次元”としての「不在の乳房」
 1 「認識論的精神分析の時代」のビオン
 2 『経験』とは何か――「不在の乳房」の抑うつ的次元

第5章 「不在の乳房」の抑うつ的頂点とその出立
 1 「不在の乳房」の抑うつ的頂点
 2 「究極の現実O」――「不在の乳房」の抑うつ的次元からの出立
 3 Oにおける変形(knowingからbecomingへ)――精神分析的認識論の彼岸へ

第6章 「不在の乳房」の“未来の影”
 1 妄想分裂ポジションへの突入“前夜”
 2 妄想分裂ポジションへの突入――ビオンのレクチャーとセミナー
 3 『未来の回想』――「不在の乳房」の“運命”

終わりに代えて――“不在”を巡る断想

著者紹介 そぶえのりひと|愛知県立大学教育福祉学部教授、臨床心理士

著訳者
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