■ 書籍情報

書名 展望 現代の社会心理学 1
個人のなかの社会
編著者 浦 光博・北村英哉
ジャンル 社会心理学
判型・頁数 A5判・384頁
本体価格 4,400円
税込価格 4,620円
刊行年月日 2010年10月15日
ISBNコード ISBN978-4-414-30173-1

解説 人と社会との関わりに的を絞って解説するシリーズ第1巻。社会の最小の構成単位である個人への理解を深めつつ、社会・文化というマクロな領域までを考察する。古典的な研究にふれつつ、最新の理論的枠組みを紹介。第T部で社会的認知(神経基盤・自動性・社会的推論とバイアス・感情など)を、第U部では社会的な自己(自尊心・動機づけ・適応・文化・アイデンティティなど)を取り上げる。

目次  序章 社会心理学の将来
  第1節 社会心理学の問題意識
  第2節 人間理解のためになにをなすべきか
  第3節 社会を「内在化」する
  第4節 追求すべき現代の論点
  第5節 均衡の二重性――対人コミュニケーション研究の例
  第6節 ウェル=ビーイング(well-being)を追求するということ

第T部 社会的認知
 第1章 社会的認知の神経基盤
  第1節 社会的知覚
  第2節 身体と共感性
  第3節 社会的価値評価
  第4節 遺伝子,脳,文化
  第5節 将来に向けて
 第2章 社会的認知の自動性
  第1節 はじめに
  第2節 プライミング効果
  第3節 自動性研究と日常体験の乖離
  第4節 まとめ
 第3章 対人認知の心理機制――人はいかにして他者の心を知るのか
  第1節 適応機制としての対人認知
  第2節 対人認知におけるバイアス
  第3節 対人認知の情報源
  第4節 マインド・リーディング
 第4章 社会的推論とバイアス
  第1節 ヒューリスティック
  第2節 ポジティブ・イリュージョン
  第3節 自己中心性バイアス
  第4節 まとめ
 第5章 動機,意図,特性の推論
  第1節 はじめに
  第2節 傾性推論研究の源流
  第3節 対応バイアス
  第4節 行為者−観察者バイアス
  第5節 特性−行動連合に関する知識と傾性推論
  第6節 「人か状況か」に対する批判――傾性推論研究の新たな展開
  第7節 「心を読む」存在としての社会的知覚者
 第6章 社会認知と感情
  第1節 はじめに
  第2節 気分一致判断効果
  第3節 感情情報機能説
  第4節 感情と情報処理方略
  第5節 課題の遂行/停止としての感情シグナル
  第6節 自動的な評価の形成と測定
  第7節 目標と自動的評価
 第7章 態度
  第1節 はじめに
  第2節 意図的行動と自動的行動
  第3節 態度とアクセシビリティ
  第4節 MODEモデル
  第5節 評価プライミング
  第6節 IAT(潜在連合テスト)
  第7節 サイモン課題
  第8節 潜在測定と顕在測定
  第9節 潜在測定と理論的基盤
  第10節 おわりに
 第8章 ステレオタイプ
  第1節 ステレオタイプ
  第2節 潜在的 vs. 顕在的ステレオタイプ
  第3節 自己カテゴリー化と内集団バイアス
  第4節 スティグマ集団と社会システムの維持
  第5節 まとめ

第U部 社会的自己
 第9章 自己概念と自尊心
  第1節 自己の心理学的理解
  第2節 対人関係のなかでの自己
  第3節 自尊心と適応
  第4節 自尊心の多面的な理解
  第5節 社会的排斥
  第6節 おわりに――快と痛みのバランスの最適化にとって必要なもの
 第10章 自己と動機づけ
  第1節 自己に関わる動機
  第2節 動機づけ理論と自己
  第3節 制御焦点と動機づけ
 第11章 自己と適応
  第1節 自己注目とは
  第2節 自己注目からみた抑うつ
  第3節 異常心理への社会心理学的パースペクティブ
  第4節 臨床心理学への社会心理学的パースペクティブ
  第5節 おわりに
 第12章 文化と自己
  第1節 自己高揚と自己卑下
  第2節 自己卑下の解釈
  第3節 文化的価値観と行動の違い――自己提示としての「謙遜」を例に
  第4節 自己の文化差と文化を超えた共通性
  第5節 文化と自己に関する近年の理論的展開
 第13章 自己と他者
  第1節 社会的比較
  第2節 フォールス・コンセンサス効果
  第3節 平均以上効果と非現実的楽観性
  第4節 透明性錯覚とスポットライト効果
  第5節 おわりに
 第14章 自己の表現
  第1節 自己を表現すること
  第2節 自己呈示
  第3節 アイデンティティ交渉過程と自己の表現
  第4節 CMCを通しての自己の表現

編者紹介 うらみつひろ|広島大学大学院総合科学研究科教授
きたむらひでや|東洋大学社会学部教授

本シリーズ 展望 現代の社会心理学(全3巻)

日本社会心理学会創立50周年を記念して刊行される,現代の社会心理学の研究を俯瞰できる専門書シリーズ。各分野を牽引する研究者が専門分野を執筆。それぞれの基本領域に触れつつ,裁判員制度,電子マスメディア,ネットの対人関係など,時代の変化とともに現れる新領域をおさえた。平易な解説と豊富な図説が,研究者をサポートし疑問に答える。

1 個人のなかの社会(浦 光博・北村英哉 編著) 第2回配本
2 コミュニケーションと対人関係(相川 充・高井次郎 編著) 第1回配本
3 社会と個人のダイナミクス(唐沢 穣・村本由紀子 編著) 第3回配本

著訳者
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